消火設備用ポリエチレンパイプ

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管路の耐震化に貢献しています!

スーパータフポリ

クボタケミックス消火設備用ポリエチレンパイプ

近年、様々な分野での使用が拡大しているポリエチレンパイプ。埋設消火配管においても、耐食性・耐震性・経済性が認められ、採用がすすんでいます。さらに、平成27年の総務省令改正で特定防災施設(石油コンビナート等)においても使用できるようになり、ますます脚光を浴びています。

クボタケミックス消火設備用ポリエチレンパイプ[略号:HPPE-FF]は、(一財)日本消防設備安全センターの登録認定を呼び径50~300の9サイズで取得しています。また、認定サイズ以外においても自主検査を順次実施し、様々なご要望にお応えできるよう取り組んでいます。

消火用ポリエチレンパイプ

ご興味のある項目をクリックしてください。

特長Features

錆びない、腐食しない、電食の心配がない
  • 海岸地帯の塩害や、消火用水(海水、工業水等)や残留水、酸性・アルカリ性土壌地盤によるさびや腐食の心配がありません。
  • また、電食が生じることもありません。金属管と異なり、埋設時の防食・腐食対策は不要です。
強い耐震性能を有する
  • 可とう性に優れる製品特性に加え、管と継手を組織的に一体化する融着接合により、レベル2地震動の地盤変動に対応します。
  • 融着接合のため、接合部からの漏水、抜けの心配もありません。
経済性に優れる
  • 金属管に比べ軽量のため、取扱いが容易です。また、直管による曲げ配管もでき、曲管の使用が少なくてすみます。
  • 金属管と異なり埋設時でも腐食しないため、防食・腐食対策は不要で、更新頻度が少なくてすみます。
  • また、漏水検査も不要であることから、ライフサイクルコストの低減に繋がります。
消火用ポリエチレンパイプ コスト比較

※当社試算例

摩擦損失が少ない
  • クボタケミックス消火設備用ポリエチレンパイプは配管用炭素鋼鋼管と比較し、参考内径寸法が同等で流速係数は大きいため、摩擦損失は同等以下です。(流速係数 消火PE管 C=140 SGP C=100)
  • 他社製品と比較し、管内径寸法が大きいため、摩擦損失が小さくなります。
呼び径 JIS規格
SGP管
クボタケミックス
消火設備用PE管
他社品(例)
消火用PE管
参考内径寸法(mm) 参考内径寸法(mm) SGP内径比 参考内径寸法(mm) SGP内径比
50 52.9 50.7 96% 48.2 91%
75 80.7 72.6 90% 71.7 89%
100 105.3 100.8 96% 91.9 87%
150 155.2 145.3 94% 133.3 86%
200 204.7 201.9 99% 174.4 85%

当社試算例

消火用ポリエチレンパイプ 呼び径200での比較

品揃えLine-up

クボタケミックス消火設備用ポリエチレンパイプ製品一覧

※スクロールでご覧いただけます。

品名 主呼び径 呼び径(外径mm)
枝呼び径 50
(63)
65
(75)
75
(90)
100
(125)
125
(160)
150
(180)
200
(250)
250
(315)
300
(355)
直管  
EFソケット
EF90° エルボ
EF45° エルボ
EFベンド 90°    
45°    
SPエルボ    
90° ショートベンド                  
45° セグメントベンド                  
EFチーズ ×50    
×75    
×100    
×125                
×150    
×200    
フランジ付EFチーズ
(JIS10K、GF形)
×75    
チーズ ×50  
 ×65                
×150    
×200    
×300                
EF片受レデューサ ×100                
レデューサ ×50  
 ×65                
×75    
×100  
×125                
×150    
×200                
×250                
フランジ
(JIS10K、GF形)
フランジ
(JIS10K、RF形) 
           
EFキャップ                  
キャップ     ○  ○ 
PE挿し口付異種管継手 ×65  
×100    

※:自主検査品です。

パイプ・継手の製品ページはこちら

消防安全認定内容Certification

登録認定の内容

消火設備用ポリエチレンパイプの使用条件
最高使用圧力:1.25MPa(呼び径50~150) / 1.20MPa(呼び径200~300)

項目 明細
認定番号 Ø50 :PL-031号
Ø65 :PL-069号
Ø75・Ø100 :PL-027号
Ø125 :PL-071号
Ø150 :PL-030号
Ø200 :PL-041号
Ø250 :PL-057号
Ø300 :PL-058号
型式番号 Ø50 :KCPE-FD03
Ø65 :KCPE-FD07
Ø75・Ø100 :KCPE-FD01
Ø125 :KCPE-FD08
Ø150 :KCPE-FD02
Ø200 :KCPE-FD04
Ø250 :KCPE-FD05
Ø300 :KCPE-FD06
最大支持間隔 Ø50・Ø75 :1m
Ø65、Ø100~Ø300 :2m
用いることができる消火剤 なし(水のみ)

※認定品以外の品種を使用する場合は、消防法施工令第32条による申請が必要になります。

認定書

認定書

適用消火設備

  • 屋外消火栓設備
  • 屋内消火栓設備
  • 湿式スプリンクラー設備埋没用途・湿式水噴霧消火設備埋没用途
  • 湿式泡消火設備埋没用途(但し、消火剤混合装備の一次側で水配管に限る)
適用消火設備

※火災時に熱を受けるおそれがある部分には使用できません。

石油コンビナート法令改正

石油コンビナート等の消火用屋外給水施設の配管(埋設)に
消火設備用ポリエチレン管が使用可能になりました

石油コンビナート等における特定防災施設等及び防災組織等に関する省令の一部を改正する省令 (平成27年総務省令第96号)

改正内容のポイント

  • 消火用屋外給水施設の配管に消火設備用ポリエチレン管を使用できることとした。
  • 消火設備用ポリエチレン管・継手は、火災の熱等の影響を受けないように設置しなければならないこととした。
    ⇒地表面から消火設備用ポリエチレン管の外面までの距離を0.6m以上離した地下に埋設すること。
  • 消火設備用ポリエチレン管は、合成樹脂製の管及び継手の基準を定める件(平成13年消防庁告示第19号) 「第三 管等の性能」に規定する各試験を合格するものであることとした。

特定防災施設等に対する定期点検の実施方法の一部を改訂する件(平成27年消防庁告示第14号)

改正内容のポイント

  • 鋼製の配管を地下に設置する場合には、漏水検知器等により漏水の有無を確認する必要があるが、 消火設備用ポリエチレン管を地下に埋設する場合は、その必要がないこととした。

消火設備用ポリエチレン管を採用するメリット

  • 埋設設備の改修工事では、従来通りの埋設更新が可能で、地上化に必要な配管ラックやカルパート等が不要となります。また、腐食防止措置を講ずる必要もなく、定期的な漏水検査も不要となり、ランニングコストの低減が可能です。
  • 地盤変化にも追従する等、耐震性能を有する管・継手のため、消火用屋外給水施設の確保・向上に貢献可能です。
  • 地下に配管を埋設することで、土地の有効活用ができます。

自主検査について

消防設備安全センター認定取得外の品種をご検討の場合は、弊社までお問合せください。
最高使用圧力1.2MPa以上、呼び径350A以上等についても、合成樹脂等の管及び継手の基準を定める件 (平成13年消防庁告示第19号)「第三 管等の性能」に規定する各試験を、弊社自主検査で確認することが可能です。
市原市や堺市等の石油コンビナート地区において、消火設備配管に弊社の消火用ポリエチレン管(自主検査品)をご採用いただきました。

採用事例Example Used

  • 化学工場の屋外消火栓設備

    化学工場の屋外消火栓設備

  • 物流倉庫の屋外消火栓設備

    物流倉庫の屋外消火栓設備

  • 地下防火水槽からの取水管

    地下防火水槽からの取水管

  • 重要文化財の放水銃・ドレンチャー設備用配管

    重要文化財の放水銃・ドレンチャー設備用配管

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