KCブログ

BLOG
水道分野 防災
2017/09/27

給水装置の耐震化へご提案 クボタケミックス 水道用ポリエチレン二層管(3種)JIS K6762

KCブログ

厚生労働省は「新水道ビジョン」において、目指すべき方向性として、安全な水道、強靭な水道、水道サービスの持続の3点をあげております。その中の強靭な水道への施策として水道施設の耐震化を推進しており、基幹管路の耐震適合率は平成27年度末には37.2%となっております。また、平成27年に発表された「水道の耐震化計画等策定指針」には基幹施設の耐震化に加え、給水装置等の耐震化も示されております。

給水装置の耐震化は、重要給水施設向け、軟弱地盤(液状化地区、盛土地区)、耐震性の低い管種・継手が布設されている箇所を優先して、耐震性の高いものに更新することについて検討するとなっております。

クボタケミックスでは、給水装置の耐震化に適した製品の一つとして「水道用ポリエチレン二層管(3種)」を提案します。

特長① JIS規格品です
給水管や仮設配管に多く使用されております、水道用ポリエチレン二層管(1種)と同じくJIS K6762規格品であり安心してご採用いただけます。構造も同様に二層構造となっております。耐候性に優れた外層と耐塩素性に優れた内層を持ち、露出配管にも対応できる給水管です。
ISO寸法体系のφ20~40を品揃えしており、製品長さは各サイズとも4m、30mの2種類をご用意しております。

特長② 材料にHDPE/PE100を採用
耐震管として高い評価をいただいております、水道配水用ポリエチレン管と同じ第三世代高密度ポリエチレン樹脂であるHPPE/PE100をを使用して製造しております。高強度とともに、高密度ポリエチレン樹脂の弱点とされた耐クリープ性や耐環境応力き裂性を大幅に向上させ、同時に適度な延性を確保し、高いレベルでバランスのとれた製品となっております。
※二層管(1種)は直鎖状低密度ポリエチレン管LLDPE/PE50を使用しており、柔軟性と延性に優れた特性をもっております。

特長③ 冷間継手に加え、EF接合も可能です
経済的、かつ管路が一体化するEF接合が可能です。地盤変位が予想される地域では管体の柔軟性を活かした耐震対策が可能です。
水道用ポリエチレン二層管(1種)と同様に耐震強化型の冷間継手もご使用いただけます。水場の施工や完全止水できない場合、露出配管時には冷間継手をご使用ください。冷間継手を使用する場合は融着機が不要となります。
※冷間継手は前澤給装工業株式会社製の水道ポリエチレン管二層管(3種)専用継手をご使用ください。

品揃え、寸法等はこちらの製品カタログをご覧ください。