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建築分野 集合住宅
2016/07/07

最新マンションの給水管路に採用された高密度ポリエチレンパイプ

活用事例

新築マンションの給水立て管にポリエチレンパイプ

新築でマンションを購入する際、気になるのが購入後の資産価値。物件によって資産価値の変動が異なる。資産価値を決める大きなポイントは「立地」。都心に近く、駅から近いほうが価値は保ちやすい。そんな「駅前」の立地にこだわったマンションが、(株)大京が販売する「ライオンズ上福岡ステーションレジデンス」。東武東上線、上福岡駅徒歩2分という、まさに駅前でマンションの建設が進んでいる。

最新のマンションだけあって、その設備も充実している。水廻りだけを見ても、ビルトインの食器洗浄機、浄水器一体型混合水栓、温もりを保つ保温浴槽、多機能な節水型トイレなどユーザーの使い勝手を考えた設備が並ぶ。これら水廻りを支えるのが、給排水管。とくに給水用には金属管が長年使用されてきたが、管内の錆による赤水の心配や、施行性の問題で、新しい給水管が切望されている。そんなニーズに対して、近年注目を集めているのがポリエチレンパイプである。

ライオンズ上福岡ステーションレジデンス

建設中の「ライオンズ上福岡ステーションレジデンス」

完成外観イメージ

完成外観イメージ
売主:株式会社 大京
施工:株式会社 加賀田組

施工者に負担の少ないポリエチレンパイプ

同マンションでも当初、共用部給水立て管には塩ビライニング鋼管が使用される予定であったが、給排水設備を担当した菱栄設備工業株式会社の提案で、クボタケミックスの高密度ポリエチレンパイプに変更された。変更の理由としてあげられたのが、赤水の防止と施行性の良さ。同社工事課の渡辺恭志さんは、「塩ビライニング鋼管の場合、経年変化により継手接合部で錆こぶができ、赤水の心配がある。また、管の接合の際にねじ切り機や大型のパイプレンチが必要で、施行の負担が大きい。一方、ポリエチレンパイプは赤水の心配がなく、EF接合の工具軽量で接合方法も簡単である」と語った。

また、同マンションの設計監理を担当した共同エンジニアリング株式会社、白井正宏さんは、クボタケミックスのポリエチレンパイプのメリットについて、呼び径40以下の小口径パイプと継手の接合にクランプ(固定金具)を必要としないことをあげた。「クボタケミックスの製品は、継手に内蔵された固定ねじで接合部を固定できるので、継手が多いメータボックス内でもクランプの数をそろえる必要がない。ねじ止めで全ての管路を仮組みした後、順番に融着できるので効率的。新築のマンションはもちろんのこと、既設マンションの給水管の更新工事では大きな強みである」と語った。

施工手間を軽減するクボタケミックス製品

実際の施工現場を見学した。まず、給水立て管の配管では、立て管に呼び径20の枝管が付いた「枝付き直管」を使用し、継手(チーズ)の接合を省略。長さも階高に合わせた3.2mで、残材を減らすことができる。そして、この枝管から、クランプ機能付き「EFエルボ」と直管でメータまでの配管が行われた。3個のEFエルボをクランプ無しで接合することで、作業負担が軽減でき、冷却のための待ち時間も短縮できる。

地下ピット内の給水管は、クボタケミックスのポリエチレンパイプと継手(呼び径50)が、ステンレスの支持金具によって天井配管されていた。EFエルボや両受けの45°EFベンドを使用し、コンパクトな配管になっていた。

まだまだマンションなどの給水配管には、塩ビライニング鋼管が大きなシェアを占める。しかし、耐食性や施行性、それに経済性が広く認知されると、大きくポリエチレンパイプに流れが変わる可能性がある。今回の施行現場は、そんな変革を予感させる現場であった。

クボタケミックス製品

クボタケミックス製品

地下ピット内の給水配管
ねじ式のクランプ付
「EFエルボ」と両受型「EF45°ベンド」

ポリブテンパイプの配給・給湯管
メータ以降の給水・給湯配管には
クボタケミックスのポリブテンパイプが使用された。