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水道配水管(VP)の補修方法について教えてください。 |
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既設管に万一事故があった場合は、仕切弁を閉め断水した後、ドレッサー形ジョイントを用いて補修します。
1.仕切弁による断水
2.破損部の切断
3.破損部の補修
破損部の切断長さより少し短めの補修用短管を用い、ドレッサー形ジョイントを2個用いてそれぞれ接合します。
(1) 管端外周を軽く外面取りし、接合部がドレッサー形ジョイントの中央にくるようゴム輪の位置の標線を記入します。
(2) 管に各々の押し輪を通します。
(3) 接合部を清掃した後、ゴム輪を管に装着します。
(4) 一方の押し輪の内側端面を標線付近まで移動させ、ゴム輪を標線の位置に設置します。
(5) 他方の管にスリーブを装着し、管軸を合わせた後、スリーブ、ゴム輪、押し輪を片方に送り、ゴム輪を標線に合わせた後、ボルトをセットし締め付けます。なお、締め付けトルクは40~60N・m(400~600kgf・cm)を標準としてください。
ここでご紹介した方法は代表的なものです。配管条件、現場条件、用途などにより異なるケースがありますので、詳細につきましては、弊社までご相談ください。
【注意事項】
・事故の状況によっては不断水で行うことも考えられますが、前述の方法では流水の噴出により補修できません。不断水での補修を行う場合は、市販の不断水形補修継手(鋳鉄製割継手)を用いて行います。
・不断水工法として、管を偏平閉塞させて流水を止め補修するスクイズオフ工法は、管に悪影響を与える可能性がありますので行わないでください。
主要製品の詳細と新製品の特長等をまとめました。