Q. |
ゴム輪に白い粉のようなものが付着していますが問題ないですか? |
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塩ビ管の接合に用いるゴム輪に、保管段階でその表面に白い粉状の析出物が発生することがあります。
この析出物は一般に“ブルーム”と呼ばれ、耐オゾン性のために配合しているワックス成分の被膜であり、日常、車のタイヤなどでもよく見られる現象であります。
このワックス成分は時間の経過によって徐々にしみ出て、ゴム輪表面に被膜を作ることで、大気中のオゾン等を遮断し、日光を反射して、ゴム輪表面の亀裂発生及び成長を抑制するという大事な役割を果たします。
またこのワックス成分には「ゴム製品食品用器具及び容器包装等に関するポジティブリスト」(日本ゴム協会 研究部会 衛生問題研究分科会)に登録されている材料を採用しており、安全性においても問題ありません。
以上より、ゴム輪に白い析出物が発生しても、品質上問題なく使用できます。
ゴム輪表面の白い析出物“ブルーム”
主要製品の詳細と新製品の特長等をまとめました。